我が家の金融政策と財政政策

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その前に「預金」と「貯金」の違いって?

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8月 28, 2012 at 9:35 AM

「預金」と「貯金」、違いをちゃんと分かっている人は意外と少ないようです。

国語辞典を調べると、「預金」は金融機関などにお金を「預ける」こと、「貯金」は金銭を「貯める」こと、と書いてあります。同じ金銭を預けるにしても、指定する金融機関によって呼び方は違ってくるということのようです。

お金を貯めるためには、自宅でタンスの引き出しの中にしまっておいて貯めてもいいですが、銀行や信用金庫、労働金庫など金融専門機関に預けた場合を「預金」と言うのです。銀行などの金融機関では、預けられたお金をもとに企業への「融資」など運用業務を行います。

農協や漁協、郵便局(ゆうちょ銀行)などでは「貯金」と呼びます。農協や漁協の本来の仕事は組合員の相互扶助です。農協の「JAバンク」は、銀行の預金に相当する「貯金」の業務や各種ローンも取り扱っていますが、対象は組合員とその家族です。組合員でない者が利用するには、准組合員となる必要があります。

「ゆうちょ銀行」は日本郵政グループの銀行です。民営化で「株式会社ゆうちょ銀行」となり、銀行業務をするようになりましたが、「郵便貯金」も引き継ぎ、そのまま「貯金」という言葉を使っています。郵便局が窓口業務を行っています。

そして、銀行など金融機関が万が一支払い不能に陥った時には、預金者の保護、資金決済の履行の確保のために、「預金保険制度」により法律の範囲内で保護されます。農協や漁協が貯金等の支払いができなくなったときには、「貯金保険制度」で保護されます。

ですから「銀行に貯金する」「農協に預金する」と言うことは、厳密に言えば、間違いなのです。

このように、仕事の内容、対応する法律などで多少の違いがありますが、貯金も預金も、ほぼ同じ意味で使われています。